とうとう左胸とお別れする日がやって来ました。
とは言っても、悲しくなければ、名残惜しいわけでもなく、ただただ「あ〜これから手術するんだな」という感じ。

6時から絶飲で、もちろん朝食もなし。
起床してからしなければいけないのは、弾性ストッキングを履くことくらいでした。
 
8時30分に手術フロアへ到着するよう部屋を出ます。
大きな自動ドアの向こうには控え室があり、そこでスタッフが順に自己紹介。
全員女性で、目元しか見えませんが、みなさん学生ですか?というくらい若そう!

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次のドアが開いて手術室へ。長い長い廊下を歩きます。
2度目とあって緊張していないせいか、昨年とは全く違う光景に見えました。

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めちゃくちゃ狭い手術室に入ると、まずは寝台に上がり、上衣を脱ぎます。

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点滴の穿刺が、やり直しするのではないかと思うくらい時間がかかって痛かったのですが、さらに痛い思いをするのはその後で・・・

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当たり前のように酸素マスクから麻酔が出てくると思っているのに、まさかの腕から!
針の周辺が酷い痛みで、まるで電流を流されているようなビリビリ感
スタッフが手を摩ってくださっているのが余計に痛かったです。
しかも酸素マスクほど即効性がなく、苦痛に耐えながらゆっくり意識を失っていきました。

手術が終わり目が覚めると、意外にも意識がハッキリ!
手術と言っても、体の内と外で何もかもが違うんですねぇ。
 子宮全摘の手術の様子はこちら

8時半に手術室へ行って、母の所へ戻って来たのが11時半。
全てを終えてきっちり3時間!短い!!
予定では手術が3時間(麻酔を入れて4時間)だったのに。

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ワタシが部屋に運ばれている間に、主治医から手術について説明を聞く母。
今回もまた切り取ったものを見ることにします。

乳房切除


子宮は鶏肉のような印象だったとのことでしたが、やはり外部になると、それはあきらかに人体の一部で、何とも言えない気持ちになったそうです。
切り取られた胸は主治医の手中に収まって、とても20cm切ったとは思えなかったとのこと。
そして気になるセンチネルリンパ節生検の結果ですが、
リンパ節への転移はなかった」ということでした。
ふー、良かった〜

部屋に戻ったワタシは少し眠っていたようで、目が覚めると母がワタシにカメラを向けていました。「ブログで必要かと思って」と。
撮るだけ撮って12時に帰っていった母。お疲れ様。そして付き添いありがとう。

その後3時間ほど眠って目が覚めると、もう麻酔の影響はなく頭はスッキリ!
傷口はジワ〜と痛む程度
尿の管もドレーンも邪魔になることはなく、下半身は自由に動かせて寝返りもうてます。
手術した方の腕は意外と動かせるので、本を読んだりそれほど不便なく過ごせました。


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消灯時間までの間、何度も何度も先生方や看護師さんたちが手術痕を確認しに来られます。
その度に「(傷口が)キレイですね」ということで、どうやら順調のよう。

昼間よく寝たので夜は眠れずにいると、深夜2〜3時頃から徐々に痛みが強くなりだしました
看護師さんに言えば点滴から痛み止めを入れてくれるはずなので、コールしようか散々迷いましたが、我慢強いワタシのことなので、結局言わないまま朝まで耐えました。